今年のお盆休みの期間中にJR各社の新幹線や特急などを利用した人はおよそ1317万9000人で、去年から94万人ほど増えたことが分かりました。

 JR各社によりますと、今年のお盆休みの期間にあたる8月8日から17日までに全国で新幹線や在来線の特急などを利用した人はおよそ1317万9000人でした。

 去年の同じ時期のおよそ1.08倍で、利用した人は94万3000人ほど増えました。

 JR東海では、東海道新幹線や特急の利用者は合わせて426万2000人ほどで、去年の同じ時期よりおよそ1.13倍増えました。

 新幹線では、お盆前半の九州地方の大雨や、15日に発生した「こだま764号」の床下からの発煙に伴う車両点検の影響で部分運休や遅れが発生しましたが、それ以外はおおむね順調だったということです。

 東海道新幹線の「のぞみ・ひかり・こだま」を合わせた一日平均の運行本数は442本で、過去最高だったということです。

 お盆期間中に全席指定で運行した「のぞみ」は、ピーク時には1時間に12本走らせるなど需要に応じて臨時列車の増発も行いました。

 JR東海は「大阪・関西万博などを考慮し、『のぞみ』の運行本数を期間中に増やして十分な輸送力を提供できたことで多くのお客様にご利用いただけたと思う」としています。

 また、JR東日本では、新幹線や特急の利用者は合わせて474万9000人ほどで、去年のおよそ1.07倍でした。

 特に東北新幹線や北陸新幹線が好調で、JR東日本は「猛暑の影響で軽井沢や長野など、避暑地に向かうお客様が多かったと感じている」としています。