上場企業における来年3月までの1年間の純損益の合計額が、6年ぶりに減益となる見通しであることが分かりました。
SMBC日興証券は、今月15日までに決算を開示した上場企業のうち、業績予想を開示しなかった企業を除いたおよそ1100社のデータをまとめました。
それによりますと、企業の最終のもうけを示す純損益の合計額は44兆9397億円の黒字で、前の年度に比べて7.8%減る見通しです。
減益となれば2020年3月期以来、6年ぶりとなります。
アメリカの関税による自動車業界への影響や円高による輸出関連企業への影響などが膨らむ見込みだということです。
また、鉄鋼業界では日本のメーカーが中国産の安い鋼材が市場に出回っている影響を受けているとしています。