地域の防災力強化に役立ててもらおうと、仙台市太白区の住民が参加して解体する予定の建物で防災訓練が行われました。
訓練は有事の際の防災対応につなげてもらおうと、大手ハウスメーカーの大東建託が主催して宮城県で初めて行われ、太白区中田町の住民が参加しました。
訓練に使われたのは、9月に解体される築30年のマンションです。
仙台市消防局の担当者「『誰か来て―!お父さんが地震で下敷きになった』って人を集めて下さい」
参加者たちは、大地震でたんすが倒れ人が下敷きになっているとの想定で、ジャッキやてこの原理でバールを使うことで、重い家具が持ち上げられるなどと説明を受けました。 また、室内で火災が発生したという想定で消火訓練も行われました。
大東建託では、2025年から解体予定の建物を活用した防災活動を行っていて、今回は東北では2例目です。
参加者「怖かったけど頑張ってやってみて楽しかったです」「非常にリアルな体験を目の当たりにしたのかなと。災害国日本の中で生き抜く手立てを今後も色々皆さんに伝えていきたい」