最低賃金がすべての都道府県で初めて1000円を超えることが分かりました。中小企業への支援策と合わせて近く石破総理大臣が発表する方針です。
国が示した今年度の最低賃金の引き上げ額の目安が時給の全国平均で63円と過去最大となるなか、県の間では「脱・最下位」を巡る攻防が続いていました。
政府関係者によりますと、今回の改定で全国平均は1100円を超える見込みで、前年度から6%を上回る引き上げとなります。
一方で、中小企業から負担が増すなどの反発も強まっています。
石破総理は賃上げを成長戦略の要と位置付けていて、助成金の拡充など支援策と合わせて発表することにしています。