ガザ地区の停戦交渉を巡り、アメリカのトランプ政権がイスラム組織ハマスに接触を図り、戦闘の終結と引き換えに残る人質全員の解放を提案したことが分かりました。

 アメリカのニュースサイト「アクシオス」は7日、トランプ政権のウィトコフ中東担当特使がハマス側に新たな案を提示したと伝えました。

 ハマス側への接触はイスラエルの平和活動家を通じて実施されたということです。

 新たな案ではガザ地区での戦闘の終結と引き換えに残る48人の人質全員の解放を求めているとしています。

 イスラエルは北部ガザ市の制圧に向けて攻勢を強めていますが、ハマスが地下に構築したトンネルやインフラを破壊するには数カ月から1年かかるとみられています。

 残る人質のうち生存しているのは20人ほどとされていますが、ハマスはガザ市に人質を移動させているとの見方も伝えられています。