石破総理大臣の辞任について、韓国メディアでは今後の日韓関係への影響を憂慮する報道が多く出ています。
日韓関係を巡っては、8月23日に李在明(イ・ジェミョン)大統領との日韓首脳会談が東京で行われたばかりで、「日韓関係を未来志向で安定的に発展させていく」ことで合意していました。
岸田前総理に続き、日韓関係に比較的穏健な姿勢を見せていた石破総理が辞任することで今後、不安定な状況に置かれ、関係が「再び水の泡になりかねない」との報道も出ています。
韓国政府関係者はANNの取材に対し、「自民党の次期総裁選の実施が日韓の外交に及ぼす影響に神経を尖らせることになるだろう」「次の政権では今よりも保守的な性格が強くなる可能性もあり、今後の行方を注意深く見守る必要がある」と述べました。
韓国では10月末には慶州(キョンジュ)市でAPEC首脳会議も予定されています。
韓国政府は今のところ反応を示していませんが、今後の日韓関係に向けてどのようにコメントするか注目されます。