一日300万人以上が利用するイギリス・ロンドンの地下鉄が長期ストライキに突入しました。市民や観光客の足に大きな影響が出ています。

 ロンドン交通局の地下鉄職員らは労働時間の短縮などを求め、7日からストライキに突入しました。

 12日朝まで、ほぼすべての路線が運休となります。

女性通勤客 「出勤初日なので、どうしたらいいか分からないんです。初日にこんなことは望んでいない。本当に最悪です。電車の時間を確認しないと」

男性通勤客 「同じ時間働かされるのに給料は減るんだから正直、納得いかない。ストライキに賛同することもあるけど今回は多分違う。(職場まで)いつも20分で行けるのに2時間もかかるよ」

 ロンドン地下鉄は通勤や観光などの足として、一日300万人以上が利用しています。

 職員らは週4日、32時間勤務や国内の鉄道を75%割引で利用する権利などを求めています。

 ロンドン市のカーン市長は「ストライキは誰も望まず深刻な混乱を引き起こす」として、職員らに協議の席に着くよう求めています。