宮城県南三陸町では、秋の味覚ブドウの収穫が始まりましたが一部の品種で猛暑の影響を受けているようです。
ブドウ農家阿部博之さん「分かる残骸がありますね。上の方が干からびてしまって」
南三陸町入谷の阿部博之さんのブドウ園では、収穫が始まっています。
阿部さんは路地とビニールハウス計13アールの土地で、シャインマスカットやピオーネなど8種類を育てています。
しかし、猛暑や水不足の影響から一部の品種で実が干上がる現象が発生し、収穫も3割ほど落ち込む見通しだということです。
ブドウ農家阿部博之さん「梅干し状態。やっぱり熱、温度、高温の影響だと思いますし、水不足で玉の肥大というか大きさが充実してこなかった。大きさ的に中途半端な感じかなと思いますね」
一方、カキ殻を肥料に使うなど南三陸町の資源を活用する新しいブランドぶどう、しおかぜ葡萄ではクイーンニーナという品種で実が干上がる現象が起きた以外は影響はなく、色や味も良く仕上がっているということです。
8日からきょうから今シーズンの営業が始まった涌谷町の箟岳山観光栗園には、4ヘクタールに100本余りのクリの木が植えられています。
猛暑の影響で実は小ぶりですが、甘さは十分だということです。
1本の木になる実の数も例年並みということですが、より多くの人に栗拾いを楽しんでもらうため、持ち帰れる量を1人2キロまでに制限しています。
訪れた人たちは地面に落ちた栗を探し出しては、トングで拾い集めていました。
「けっこう大きくて食べごたえがあるんじゃないですか」「イガを開くところがしんどいというかやりにくい」「今晩はご飯と甘露煮とかできたらいいかなと思っています」
拾ったクリは1キロ500円で持ち帰ることができます。
箟岳山観光栗園のクリ拾いは、9月いっぱい楽しめるということです。