宮城県石巻市の小学校で、児童と地域住民が身近な場所に潜む危険を見つけて災害への備えを学ぶ授業が行われました。

 広渕小学校では毎年この時期に防災教育の一環として、地域住民と共に防災について学ぶ授業を行っています。

 6年生31人が通学路ごとにグループに分かれ、学校の周辺にどのような危険があるのか、地域住民と一緒に歩きながら確認して回りました。

 学校近くを流れる水路では2019年の台風19号で洪水が発生し、田んぼが水没する被害があったことなどを住民の話や当時の写真から学びました。

 児童「改めて話を聞くと、過去にそういうことがあったということが知れたので良かったと思いました」「細い道路のブロック塀とかが、地震の時に倒れてきて危ないと思いました。新しい1年生とかに、ここ危ないとかを伝えていきたいです」

 児童たちは、学んだ地域の危険を今後の授業でまとめて防災マップを作成するということです。