アメリカで韓国人労働者およそ300人が不法滞在などの疑いで拘束されたことを受け、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は、韓国企業がアメリカへの投資を「ちゅうちょせざるを得ない」と懸念を示しました。

 李大統領は会見で、アメリカに進出した韓国企業が「非常に困惑している状態だろう」と述べました。

 韓国側は対米投資と関連したビザの発給において、ビザを受けられる人数を増やすか、新しい種類のビザを作るようアメリカと交渉しているということです。

 李大統領は、それが難しければ「今後のアメリカへの直接投資にかなり大きな影響を及ぼす可能性がある」と述べました。

 拘束された韓国人316人は日本時間12日未明にチャーター機で韓国に向けて出発する見通しで、この便に日本人3人も同乗する予定です。