改修工事中の宮城県美術館の所蔵品を楽しんでもらおうと、絵画を高い精度で再現したレプリカの展示会が登米市で開かれています。

 登米祝祭劇場で開かれている展示会には、2023年6月から、改修工事のため長期休館している宮城県美術館が所蔵する、20点の絵画のレプリカが展示されています。

 このレプリカは、最新技術で実物をスキャンして再現されていて、色彩や質感に加え、油絵の凹凸まで細かく表現しています。

 こちらは油彩画家・高橋由一の「宮城県庁門前図」です。経年劣化による細かいヒビ割れも再現されています。

 訪れた中学生「細かい所まで精密にちゃんとコピーされているので、見ていて面白いなと思いました」

 また、会場では、作品の模写に挑戦するコーナーも設けられ、中には、絵画の前に座り込んで没頭する子どももいました。

 展示会は17日までで、今月20日からは角田市の「かくだ田園ホール」で開かれます。