宮城県色麻町議会の議長が「職員を辞めろ」などとパワハラ発言をしたとされる問題で、町議会で議長の不信任案が全会一致で可決されました。議長は辞職する考えはないと話しています。

 色麻町議会の天野秀実議長は8月18日の議会運営委員会で、遅れて出席した際に書類を机にたたきつけ、議会事務局長に「職員を辞めろ」などと複数回暴言を吐きました。

 これを重く見た町議数人が不信任案を提出し、17日の本会議の採決で賛成10、反対0の全会一致で可決されました。

 天野秀実議長「重く受け止めています。今回のようなことになったことについて大変申し訳なく思っています。申し訳ございませんでした」

 不信任案に法的拘束力はなく、天野議長は議長や議員を辞職する考えはないと話しています。

 一方、不信任案を提出した河野諭町議は「9月10月を見定めて議長を辞めなければ、議員として辞職勧告決議案を12月議会に向けて出したい」と話しています。