中国で新型コロナの感染拡大時の様子をSNSで伝えた後、虚偽情報を発信した罪で収監されていた市民ジャーナリストが、再び懲役4年の実刑判決を受けたと中国の人権問題を扱うウェブサイトが伝えました。

 元弁護士の張展氏(42)は2020年、新型コロナの感染が拡大した湖北省・武漢で市民の惨状や当局への批判をSNSに投稿し、虚偽情報を発信した罪で懲役4年の実刑判決を受けました。

 張氏は去年5月に出所したものの、3カ月後、別の人権活動家の支援中に再び拘束されました。

 中国の人権問題を扱うウェブサイト「維権網」によりますと、張氏は今月19日に中国・上海の裁判所で、SNSで虚偽情報を拡散した罪で再び懲役4年の実刑判決を言い渡されたということです。