宮城県の公立高校の入学試験では、2025年度からオンラインで手続きするウェブ出願が導入されます。操作方法を教員が学ぶ説明会が、仙台市宮城野区で開催されました。

 県教育委員会が開催した説明会には、中学校の教員約180人が参加しました。

 高校入試の出願は各地でオンラインへの切り替えが進んでいて、宮城県でも2025年度から全ての公立高校で導入されます。
 受験生や保護者が出願して、中学校の教員は入力内容の確認などを担います。
 教員は、自分のスマホなどを使って手続きの流れを体験していました。

 関謙次記者「私のスマホを使って体験してみたいと思います」
 出願するためには専用のサイトにログインして住所や保護者の氏名などを入力し、そのうえで志望校を登録します。
 関謙次記者「5分ほどで登録までできました。非常に簡単ですね」

 受験生は24時間いつでも出願することができ、受験料の支払いもクレジットカードやコンビニ払いを選べるなど便利になります。 これまでは教員が紙の願書を取りまとめて志望校に提出するなどしていましたが、負担の軽減も期待されます。

 参加した教員「思ったよりスムーズな丁寧な流れになっているので、説明を受けなくても分かることが多いかなと思いました。慣れれば時短になると思います」

 宮城県高校教育課田畑洋行主幹「オンラインで見られるような動画を作成して、配信をしたり実際に体験ができるトライアルサイトを準備していますので、その経験を踏まえて実際の出願に向かっていただければなと思っております」

 ウェブ出願を体験できるサイトは、10月中旬に開設されるということです。