プラチナの国内価格の指標とされる田中貴金属工業の店頭小売価格は、26日に1グラム8338円を付けました。

 1980年3月以来、45年半ぶりに最高値を更新しました。

 上昇を続けている金に比べて「割安」であることに加え、プラチナの需給の逼迫(ひっぱく)が影響しているということです。

エモリファンドマネジメント 江守哲代表 「7割ぐらいを占める南アフリカの生産量が伸び悩む。供給量が減ってきたということが一つ。もう一つ、例えば電子材向けや医療向けなど、新しい需要も出てきている」

 ただ、金と比べて市場規模が小さく価格変動が大きいため注意が必要だといいます。

「プラチナはゴールドに比べると生産量は20分の1ぐらい。値段は上がりやすいが、急落時の幅が大きくなりやすい点は非常に注意が必要」

(「グッド!モーニング」2025年9月29日放送分より)