宮城県人事委員会は、県職員の月給を3.10%引き上げるよう村井知事に勧告しました。引き上げ率が3%を超えるのは34年ぶりです。

 勧告は、県職員の平均月給を2026年4月から3.10%引き上げるよう求めていて、この通りに改定されれば現在より1万1564円高い38万5015円となります。

 引き上げ勧告は4年連続で、引き上げ率が3%を超えるのは34年ぶりです。

 ボーナスも2025年の冬から0.05カ月分多い4.65カ月分に引き上げるよう求めています。

 比較の対象とする民間企業の規模が、これまでの2倍の100人以上になったことが引き上げ率の増加につながったということです。

 村井知事は勧告に対し「社会経済情勢や県の財政状況などを総合的に勘案の上、対処したい」とコメントしています。