仙台89ERSは4日、Bリーグ開幕戦を戦います。
8月から始動した新生仙台89ERSは7人の新戦力を迎え、2人のキャプテン渡辺翔太、ネイサン・ブースを中心に13人で臨みます。
前シーズンはクラブ史上ワーストの11勝49敗と苦しみ、平均得点とフリースローを除くシュート成功率がリーグ下位に低迷したため、改善を目指しチームを刷新しました。
今シーズンから指揮を執るダン・タシュニーヘッドコーチは、強度の高いディフェンスでプレッシャーを掛けて速い展開の攻撃回数を増やすことで、得点力を向上させたいとしています。
ダン・タシュニーHC「(プレシーズン4試合で)数字上、今の自分たちのペースはBリーグができてから全チームの中で一番速いテンポになっているので、少しペースを落としてよりディフェンスにフォーカスして、アップテンポなスタイルを生かしつつ、ディフェンスの細かいところを詰めていって、もう少しコントロールできるようにしたい」
新チームの中でも注目は2人。元NBAのジャレット・カルバーはNBAドラフト1巡目の中で上位の6位で指名された実力者。
NBAでは4シーズンで144試合に出場し、卓越した得点力が持ち味でプレシーズンゲームの平均得点はチーム1。スリーポイントから1対1までどこからでも点をもぎ取ります。
ジャレット・カルバー選手「ハードにプレーし、試合に勝つために戦う選手でありたいと思っています。自分の目標はチャンピオンシップに向け、多くの試合で勝つこと。そして優勝するという気持ちを、他の選手たちにも派生させていけたらと思っています」
現役のレバノン代表セルジオ・エル・ダーウィッチは、中東屈指のガード。得点力に加え、何でもこなすオールラウンダーです。
セルジオ・エル・ダーウィッチ選手「ゲームメイク、ディフェンス、アシスト、リバウンド、スティール、何でもこなすのが自分の強みだと思っています。それらをチームにもたらすことで、チームを1番にできればと思っています」
前シーズンは東地区最下位に終わった仙台。毎試合足を運んで声を出し続けてくれたブースターのために、選手たちは今シーズンの飛躍を誓います。
渡辺翔太キャプテン「今シーズンは(ブースターの皆さんと)一緒に勝てるシーズンにしていきたいなと思うので、お互いに勝ちの喜びをたくさん分かち合えるシーズンにしていきたいなと思います」
仙台89ERSは4日、ホームのゼビオアリーナ仙台で茨城ロボッツとの開幕戦を迎えます。
khbでは、5日の開幕第2戦を午後1時55分から生中継します。