1日に仙台市宮城野区や塩宮城県釜市などで大雨による冠水の被害が発生してから1週間です。車の無償貸し出しや、災害ごみの受け入れなど生活再建に向けた支援が広がっています。

 1日の大雨では仙台市宮城野区や塩釜市、多賀城市などで道路や住宅地が冠水し車が水没するなどの被害が相次ぎました。

 被害を受けて石巻市に本部を置く日本カーシェアリング協会では、被災者に車を無償で貸し出す支援を始めました。

 貸し出される車は軽トラックや乗用車で、2026年1月30日までの期間中、無料で何度でも借りることができます。

 1日の浸水で車が被害にあった宮城野区の女性が早速訪れ、職員から説明を受けた後に鍵を受け取っていました。

 「職場の近くの駐車場に自分で車の駐車場を借りていたんですが、そちらがもう全て水没してしまった形です。本当にありがたいです」

 日本カーシェアリング協会災害支援担当西村皓之さん「まだまだ被災された方々、車を必要とされてる方々が多くいらっしゃると思いますので、しっかりこちらの支援を届けていければと思ってます」

 塩釜市では24日まで、大雨被害で出た災害ごみの受け入れを2カ所で行っています。

 可燃ごみは塩釜市清掃工場で、不燃ごみと粗大ごみは利府町にある廃棄物埋立処分場で受け入れていて、7日までに2.7トン余りが運び込まれているということです。

 塩釜市環境課青沼史高係長「り災した人の災害ごみの受け入れを10月24日金曜日まで行っております。その際り災届出証明書の提示をお願いしていますので、お忘れないようお願いいたします」

 塩釜市の他にも、多賀城市は依頼を受けた各家庭を回り個別回収を行っています。

 仙台市でも個別回収に加えて、若林区の今泉工場で持ち込みにも対応しています。詳しくは各自治体に問い合わせるか、ホームページを確認してください。