女川原発2号機が、テロ対策施設の完成時期の延期に伴って2026年12月に運転を停止することになりました。

 女川原発2号機では、テロ攻撃を受けた場合に原子炉を守る特定重大事故等対処施設の工事が進行中で、計画が認可された2021年12月から5年以内の2026年12月22日までの完成が求められています。

 東北電力によりますと、建設業界の働き方改革や人手不足を考慮した結果、施設の完成時期を当初予定の2026年12月22日から、2028年8月に延期したということです。

 施設の完成が間に合わないことから、2026年12月23日からは2号機の運転を停止します。

 2号機の停止中は電力を火力発電などで補うため、月に60億円程度のコスト増を見込んでいます。