仙台市ガス局の係長が職場から持ち出したガスメーターを自宅で使い料金徴収を免れたとして、懲戒免職になりました。
仙台市ガス局総務部杉山朋弘部長「誠に申し訳ございませんでした」
17日付で懲戒免職になったのは、仙台市ガス局導管管理課の男性係長(49)です。 係長は2018年4月ごろからガス局に保管されていたガスメーターを無断で持ち出し、冬場を中心に自宅のガスメーターと付け替えて、ガス料金の徴収を不正に免れていました。
検針日の前に正規のガスメーターに戻すことで発覚を免れていましたが、8月の検針の際に付け替えを忘れたため、検針担当者が気付き不正が発覚しました。
不正に使ったガス料金は7年半で110万5410円に上りますが、遅延損害金を含めた123万7220円は既に全額返済しています。
元係長は聞き取りに対し「生活費を抑えるためだった」と話していますが、自宅はガスを使った24時間の温水暖房を備えていて、平均的な家庭の6倍以上のガスを使っていたということです。
仙台市ガス局はガスメーターの在庫管理を徹底するとし、当時の上司ら2人も口頭厳重注意としました。また警察に被害を相談し、刑事告訴を含めた今後の対応を検討しています。