撮影者の視点を大切にする写真展が、せんだいメディアテークで開催されています。
藤田篤男さんが福島県で撮影した作品「送電線は何処へ−福島の14年−」は、福島第一原発で発電された電力は、ほとんどが首都圏で消費されていたことを鉄塔と送電線で表しています。
日本リアリズム写真集団藤田篤男仙台支部長「時間は経ってもまだまだこういう現実が残っているんですということを、少しでも知っていただけたらと思っています」
日本リアリズム写真集団が毎年開いている公募写真展の視点は、特定のテーマは無く撮影者独自の視点を大切にしています。
井口亜美アナウンサー「弟が生まれる前と生まれた後のお兄ちゃんの表情を撮影した写真です。期待感、いとおしさ、緊張感、心の変化が伝わってきます」
ほかにも地域の伝統を感じられる作品や、青春のひとコマを写した作品など約120点が並んでいます。
「色々な思いを写真に表現できるんだなってところが写真の優劣、技術をを超えたところにあるような気がして好きです」
この写真展は、せんだいメディアテークで21日まで開催されれています。