宮城県気仙沼市を流れる大川で、採卵用のサケの捕獲が始まりました。初日はわずか6匹と平成以降2番目に少なく、深刻な不漁が続いています。
気仙沼市の大川ではサケの捕獲が始まり、気仙沼鮭漁業生産組合の組合員がサケを水揚げしました。
初日の17日は体長約70センチ、2.5キロほどとやや小ぶりなサイズのオスとメス、計6匹を捕獲しました。
初日としては2024年の5匹に次いで、平成以降2番目に少なくなりました。
気仙沼市では、ピークの2008年度には7万7000匹余りのサケを捕獲していましたが、2019年度以降は急激に減っていて、2024年度はわずか271匹となっています。
初日の捕獲数も2018年度から減り続けていて、2024年は最も少ない5匹と深刻な不漁が続いています。
気仙沼鮭漁業生産組合管野幸一組合長「大変厳しい状況ですけども、県とか市の色々な補助をいただきながら、何とか細々ではありますけど資源を維持していきたい」
サケの捕獲は2026年1月まで続けられ、今シーズンは300匹の捕獲を目指しています。