高校生が制作した防災に関する動画を審査する大会が開催されました。ドラマ形式やラップに乗せて防災行動を紹介するなど、ユニークな作品ばかりです。

 初めて開催された高校生防災ムービーアワードには、防災行動や災害知識を伝える宮城県の高校生が制作した25の動画作品の応募があり、審査員が選考しました。

 大賞や金賞などに選ばれた11作品の表彰式が7日に行われ、大会の実行委員会から高校生に賞状が手渡されました。

 大賞のJA共済連宮城賞を受賞したのは、仙台二華高校の生徒2人が制作した動画です。地震発生から避難するまでの行動をクイズ形式で紹介していて、若者世代に親しみがある縦の画面で撮影したドラマにすることで、防災を身近に感じてもらうことを狙いました。

 仙台二華高校1年生井明さん「テンポ良くするためにリアクションだったりとか、あとはアクション、行動とかをスムーズにするために何回も撮り直ししました」

 仙台二華高校1年千葉瑞月さん「防災って難しいとか硬いって感じている人がほとんどだと思うので、この動画を見て少しでも防災に興味を持ってもらえるきっかけになればと思い制作しました」

 表彰作品の中にはこんな動画も。備蓄品や訓練などの大切さをラップで伝える斬新な試みが評価されました。

 仙台商業高校3年伊藤俊介さん「みんなの心にも残りやすいし、頭にも入りやすいのかなとラップを選びました。防災のことを意識しつつ、ラップもみんなに広めてほしいなと思っています」