8日に発生した青森県東方沖が震源の地震で、宮城県石巻市鮎川などで20センチの津波が観測されたこともあり、カキやノリを養殖する漁師は被害が出ていないか確認に追われました。
気仙沼市唐桑町の宿舞根漁港では、津波注意報が解除されると漁師が船を出してカキの養殖に被害が出ていないか確認していました。目立った被害は見られなかったということです。
気仙沼市では7月のロシア・カムチャツカ半島付近で起きた地震による津波で、養殖いかだが転覆するなどの被害が出ました。
カキ漁師「まだ全体を見たわけではないけど、カムチャツカのような津波ではなかったのかなと思っていました。漁期が始まったばかりなので、ホッとしてるというのが正直なところですね」
石巻市渡波でも、カキやノリの養殖施設に目立った被害は確認されませんでした。
カキ漁師「カキ漁場を見てきたんですけど、だいたいは被害が無いような感じでちょっと安心しました。まだ何日かは心配ですね」 県漁協によりますと、宮城県の漁業施設についての被害の情報は入っていないということです。