相次ぐクマ被害を受け、木原官房長官は関係省庁に対して「緊急銃猟制度」の確実な運用や専門人材の育成・確保など追加的な対策を実施するように指示したと明らかにしました。

木原官房長官 「今年度のクマによる死者数は10名と、すでに過去最多であり、個体数管理の強化が必要な非常に深刻な状況となっています」

 木原長官はクマ対策を強化するため、自治体へのノウハウの共有を通じた「緊急銃猟制度」の確実な運用や狩猟免許などを持ち野生鳥獣の被害対策にあたる自治体職員「ガバメントハンター」を補正予算を活用して育成することなどを指示しました。

 また、30日に関係省庁による連絡会議を開催すると発表しました。

 自衛隊の派遣も視野に新たに防衛省も加えます。

 そのうえで、クマの生息地にむやみに入らないことや生ごみなどクマをひきつけるものを適切に管理することなど、十分な警戒を呼び掛けました。