宮城県大河原町の高校生が、地元バレーボールチームと共同で開発したカステラが完成しました。今後、選手たちのエネルギー源になるほか販売も予定されています。
28日、大河原産業高校で完成を記念した試食会が開催されました。
このカステラは、環境科学科の生徒12人と町をホームタウンとして活動するバレーボールVリーグチームのリガーレ仙台が共同で、半年かけて開発しました。
カステラには、高校の演習林から採れた樹液を煮詰めて作ったメープルシロップが使われていて、町の菓子店が製造しました。
完成したカステラの味を、齋町長が確かめました。
齋大河原町長「まさにわが町とリガーレ仙台をつなぐ弾力のある、また樹液ということで味わい深い」
カステラは消化や吸収が早くスポーツの補給食に適していて、生徒たちは選手の意見を取り入れ試作を重ねました。
大河原産業高校環境科学科3年鈴木羚矢さん「それぞれの意見に合ったしっとりさを意識しながら作りました。カステラを食べてもらって試合に勝ってもらいたい」
カステラは11月1日の試合で選手たちに提供されるほか、年明けには地元の菓子店などでの販売も予定されています。