宮城県の気仙沼市や南三陸町では、正月飾りに使われるクロマツの収穫が最盛期を迎えています。
気仙沼市本吉町では、クロマツの栽培と出荷を行う南三陸PineProの従業員らが、高さ1メートル2センチほどに育った3年物のクロマツを機械で刈り取っていきました。
刈り取られたクロマツは作業場で余分な枝や葉を除き、大きさや色などで選別された後、出荷まで水に浸して保管されます。
南三陸町志津川では、国内の生産量が減少しているクロマツを7年前から栽培しています。
栄養が少ない土地で密集して育てることができるため、海風の当たる南三陸町や気仙沼の沿岸部が栽培に適しているということです。
南三陸PinePro後藤敏代表「雨が少なかったから、すごく良いです締まりが良くて。今までで一番の出来ですね」
クロマツの収穫は11月末まで続き、約40万本の生産を見込んでいます。