トランプ大統領が指示した核兵器の実験について、アメリカのエネルギー省の長官は核爆発を伴わないという認識を示しました。
トランプ大統領は先月30日、中国・習近平国家主席との会談の直前に、SNSで「核兵器の実験を始めるよう指示した」と表明しました。
これについて、エネルギー省のライト長官は2日、FOXニュースの番組で、「現在、議論しているのはシステムのテストであり核爆発ではない」と明らかにしました。
トランプ大統領が指示した実験は、核爆発を伴わない臨界前核実験であるとの認識を示しています。
また、司会者から核実験場がある西部ネバダ州の住民がきのこ雲を見るのかどうか問われたライト長官は、「ない。心配することはない」と断言しました。
アメリカは核爆発を伴う地下核実験は1992年以降していませんが、臨界前核実験は定期的に実施しています。