宮城県大和町にある宮城大学のキャンパスで、クマが一時敷地内にとどまり学生が建物に避難するなど影響が出ました。
4日午前10時20分ごろ、大和町の宮城大学大和キャンパスで、敷地内の山林を歩くクマを学生や教員らが目撃しました。
クマはその後しばらく敷地内にとどまっていたとみられ、約1時間後にも渡り廊下の下を歩く様子や敷地内の池を泳いで山林へと移動する様子が相次いで目撃されました。
高橋竜士カメラマン「クマは最後、キャンパス内の池のほとりで目撃され、その後に雑木林の方に消えたということです」
午後になっても、職員が敷地内を車で周りながら数カ所で爆竹を鳴らすなど、クマの警戒に当たる姿が見られました。
大学によりますと授業は通常通り行われたということですが、学生に対してはなるべく屋内にとどまり安全を確保するよう呼び掛けるなど対応に追われたということです。
学生「クマが敷地内に出ることは最近多くなっているので、身近になってきていて怖いなというのが一番」「一番は怖い。やっぱり人に被害が出ているという面に関しては、ちょっと危ないなと思う」
大学は5日も通常通り授業を行う予定ですが、引き続き警戒に当たるとしています。