宮城県富谷市で夕方から深夜の市民の交通手段として、住民が自家用車で運転手を務める公共ライドシェアの実証実験が始まりました。
実証実験は25日から1カ月間で、国の補助金を活用します。富谷市民が自家用車を使ってドライバーになり、市民限定で毎週水曜と木曜、金曜の午後6時から午前0時まで利用できます。
運行するのは富谷市全域で、利用者は電話やスマホのアプリで車両を予約します。初乗りは1キロまで500円で、利用後はクレジットカードや電子マネーで決済します。
富谷市では交通の利便性が課題となっていて、公共ライドシェアは市民バスが無くなる夕方以降の交通手段として期待されています。
市民「私うれしいんです。クレジットカード決済をどうするかとか、色々な課題はありますが、私は期待しています。地域としては」
市民ドライバー「交通手段は路線も時間も限られている。今回の取り組みは需要があると思っている。まずは実証実験なので多くの人に利用してもらえたら」
若生裕俊富谷市長「初めての取り組みなので、どれくらいの需要があるか、実証運行で見えてくるかと思っている。より多くの市民にライドシェアを活用してもらえばと思う」
富谷市では実証実験後に市民アンケートを分析して、公共ライドシェアを導入できるか検証する予定です。