村井宮城県知事の6期目で最初の県議会が、27日から始まりました。出没が相次ぐクマの対策費などを盛り込んだ補正予算案が提出され、新議長には自民党の佐々木幸士県議が選ばれました。

 村井知事「県民の皆様から再び県政を託されましたことに、深く感謝申し上げます。生まれて良かった、育って良かった、住んで良かったと実感していただける宮城の実現に向けて、知事の職に全精力を傾けて邁進する所存です」

 10月の宮城県知事選挙で、県政史上初となる6選を果たした村井知事が抱負を述べました。

 議会では、生活圏に出没が相次ぐクマの対策費2億2000万円を含む約19億3000万円の一般会計補正予算案が提出されました。

 クマ対策では、住宅街や学校周辺の見回り、河川のやぶの刈払い費用に1億6000万円を計上されています。放置された果樹の伐採や箱わなの追加配備など、捕獲活動の補助も盛り込まれています。

 また、就任から2年になる高橋伸二議長が慣例で辞職し、新たな議長には自由民主党・県民会議の佐々木幸士県議が選ばれました。