ロシアとウクライナの戦争終結に向けてアメリカが提示した和平案を巡り、ウクライナとアメリカの代表団が今週末にも協議します。

 アメリカが提示した和平案についてCNNはウクライナ政府関係者の話として、領土の問題など少なくとも3つの重要な分野で相違点が残っていると伝えています。

 ゼレンスキー大統領は27日、和平案を「平和と安全の保証に向けた道筋となるよう具体化する」として今週末にウクライナとアメリカの代表団による協議が開かれると明らかにしました。

 自身も参加する協議は来週行われるとしています。

 一方、ロシアのプーチン大統領は27日、「ウクライナ軍が占領地域から撤退した時、戦闘が終結する」と述べました。

 そのうえで、「もしウクライナが撤退しない場合は、我々は武力によって目的を達成する」と強調しました。

 さらに、アメリカの代表団が来週モスクワを訪問すると明らかにしています。