宮城県産の乾のりの初入札が全国のトップを切って塩釜市で行われ、前年よりも高値で取引されました。

 入札会には、全国で最も早く出回る宮城県産ノリを求めて全国から約200人の買受人が参加し、石巻市や東松島市などから出荷された乾のり約1800万枚が並び、色や香りなどを確かめました。

 買受人「甘みがあって香りもあって色つやが良くて真っ黒け。宮城ののりはおいしくなってきましたよね」

 県漁協によりますと、海水温の上昇による影響が心配されましたが、状態の良いのりに仕上がったということです。

 入札では100枚当たり平均2767円と、前年より160円ほど高く取引されました。

 県漁協のり部会内海洋倫副部会長「みちのくの寒流にもまれ、味・風味・香り共に一級品となっていますので、おにぎりや朝ごはんで食べてもらえるとうれしい」

 県漁協では今シーズン、前年を上回る4億枚の出荷を目指しているということです。