仙台市のスポーツ施設などから金属製の車止めポールを盗んだ疑いで男が逮捕された事件で、被害は73カ所で約850万円相当にも及んでいたことが分かりました。
6月ごろから仙台市の公園などで車止めポールが相次いで盗まれているのが見つかり、このうち宮城野区のスポーツ施設でポールを盗んだ疑いなどで青葉区の元会社員、佐藤健一被告(58)が逮捕、起訴されています。
警察は佐藤被告について、この他にも仙台市や富谷市の公園など70か所から約808万円相当の金属製のポールなどを盗んだ疑いなどで追送検し、捜査を終結したと発表しました。
一連の事件による被害は、73カ所で約850万円にも及びます。
ポールは南京錠で施錠されていましたが、佐藤被告は手で揺らして南京錠を破壊し、盗んだポールは車に積み込んで金属買取業者に持ち込み、約32万円の利益を得ていたということです。
調べに対し佐藤被告は「借金があって生活に困っていた」と話し容疑を認めています。