開業から100年を迎えたJR仙石線に1日、約80年ぶりに新型車両がお目見えしました。運行開始を記念して行われたセレモニーには、多くの鉄道ファンが集まりました。

 中島秀太記者「午前5時40分です。青白いライトを光らせて、真新しい青色のドット柄の車両がゆっくりとホームに入ってきました」

 JR仙石線に1日からお目見えしたE131系は、従来の205系の老朽化に伴い導入されました。

 あおば通駅で行われた出発式には、新たな門出を祝おうと多くの鉄道ファンが集まりました。

 新型車両は車両前面にあしらわれたドット柄に、従来の車両と同じ青を基調としたカラーリングが特徴です。

 「これまでの電車と比べて明るくきれいになったような感じがして、新しい時代が来るんだなって」「新しい気持ちで通勤して、電車に乗れそうですね」

 車両には行き先を多言語で伝える液晶画面や、車いす利用者などを想定したフリースペースが設けられ、様々な乗客が利用しやすいよう工夫されています。

 更に、車両の側面には運転席から乗客の乗り降りを確認できるようにカメラが設置され、今後予定されているワンマン運転にも対応しています。

 仙石線独自の新型車両の導入は約80年ぶりで、沿線には真新しい車両をレンズに納めようと待ち受ける人の姿も見られました。

 「前の205系の車両よりも音が静かでいい感じ」

 年度内には、全ての車両が新型車両に置き換える予定です。