宮城県南三陸高校の生徒たちが未利用魚を使って開発した商品の販売会が、仙台市若林区のアクアイグニス仙台で行われました。

 29日に販売会に臨んだのは、南三陸高校情報ビジネス科の生徒たちです。

 khb東日本放送が2025年にスタートした、ぐりりの海プロジェクトの一環で南三陸高校の生徒たちが企業の協力を得て開発したアナゴラー油を販売しました。

 南三陸高校情報ビジネス科3年鈴木麗夢さん「未利用魚と言われる一般的にあまり使われていないクロアナゴを使っていて、クロアナゴの特徴とラー油が絡み合っておいしさを引き出している部分が特徴です」

 地元産のクロアナゴは、骨が多いため処理がしづらく網に掛かって水揚げされても未利用魚となってきました。せっかくの資源を有効に使いたいと、商品化しました。

 買い物客「おもしろい。アナゴというか食感が普通と違いますね」

 生徒「大豆を加えて食感が出るようにしています」

 生徒たちは、なれない接客に少し緊張しながらも商品の魅力を丁寧に説明していました。

 南三陸高校情報ビジネス科3年鈴木麗夢さん「ごはんとか麺類に絡めてもおいしいと思いますし、サラダにあえるとか皆さんの使い方次第でどんな味にもなると思うので、そういったところを是非楽しんでいただければと思います」

 アナゴラー油は、アクアイグニス仙台のマルシェ・リアンで販売しています。