千葉県の成田山新勝寺で新春の初詣客らを出迎える大しめ縄作りが進められています。

 寺の職員らが手作業でわらを1本ずつ丁寧に編み上げ組んでいきます。

 成田山新勝寺のしめ縄は「照範じめ」と呼ばれ、稲穂をつるしたように見えるのが特徴です。

 近隣の農家から集められ、色や形を厳選した2500束のわらで作られます。

 江戸時代に五穀豊穣(ほうじょう)を祈願して作られたのが始まりとされ、完成すると長さ6.6メートル、重さ200キロにもなります。

 およそ2カ月かけて作られた大しめ縄は今月25日に大本堂前に飾られ、大勢の参拝客を迎えます。