２日午前、宮城県気仙沼市の漁港近くで親子が乗った小型漁船が転覆しました。このうち、意識不明の重体だった７０代男性の死亡が確認されました。

　堀井聡カメラマン「岩場に船が打ち上げられています」

　２日午前８時２０分ごろ、気仙沼市本吉町の赤牛漁港近くの海上で「漁船が転覆して１人がおぼれている」と消防に通報がありました。

　漁船には７７歳と５２歳の男性親子が乗っていて、このうち７７歳の男性が約２時間後に救助され意識不明の重体でしたが、午前１１時すぎに死亡が確認されました。５２歳男性は自力で近くの海岸まで泳ぎ、けがはありませんでした。

　漁船は午前６時１０分ごろに赤牛漁港を出港し、漁港から約１００メートル付近の海上でタコ漁をしていたところ転覆し、海中に転落したということです。

　漁師「波が悪かったですね。２メートル以上あったかね」

　気仙沼海上保安署などが、転覆した原因を調べています。