仙台市は、職員が暴言や過剰な要求を受けるカスタマーハラスメント、カスハラについて対策の基本方針を策定しました。
基本方針ではカスハラの具体的な行為として窓口に長時間居座る、揚げ足を取り執拗に攻めたてる、税金泥棒といった侮辱などを挙げています。
対応の原則として、複数職員による対応や職員からの相談体制の整備など組織的な対応を取ることや、丁寧で合理的な説明を繰り返しても理解や納得が得られない場合には、退去を求めたり電話を切ったりする毅然とした対応を取ることなどを挙げています。
市が職員に実施したアンケートでは、回答した4558人のうち1271人と3割近い職員が、前年度に暴言や長時間に及ぶ拘束といったカスハラを受けていました。
市は、ホームページやちらしでカスハラ防止の啓発を図るとしています。