宮城県石巻市の河北地区で、伝統野菜河北セリの収穫が最盛期を迎えています。

 江戸時代に栽培が始まったと言われる河北セリは地下から湧き出る豊富な水を利用し、ほ場の畔を高くして水深を確保しているため、長い茎が特徴です。

 10月に入り夜の気温が低かったことで生育に遅れが出ていて、例年よりも5センチほど短くなっています。

 それでも味は変わらない、おいしいセリが出来たということです。

 セリ農家高橋正夫さん「洋食、和食何でも種を使うようなレシピも出てるので、色々な味を楽しんでほしいと思います」

 収穫作業は2月まで行われます。

 JAいしのまきによりますと、今シーズンの生産量は昨シーズンよりも4割ほど少ない25トンを見込んでいるということです。