茨城県警が窃盗の疑いなどで逮捕した男性について、逮捕の根拠となったDNA型の鑑定結果を別の事件のものと取り違えていたと発表しました。

 茨城県警によりますと、7月、窃盗と邸宅侵入の疑いで30代の男性が逮捕され、その後、起訴されました。

 現場から押収したたばこの吸い殻の鑑定結果が逮捕の根拠となっていましたが、一緒に鑑定に出した別の事件の証拠品と取り違えていたということです。

 どちらも同じ銘柄のたばこの吸い殻で、証拠品を入れる袋に事件を識別する番号を記載していなかったためだとしています。

 これを受け、水戸地検は男性の起訴を取り消しました。

 男性はその後、他の事件で起訴され、勾留されているということです。