寺に持ち込んだ練炭に火を付けて住職を殺害した罪に問われている石材店役員の女。14日に開かれた初公判で「私は無実です」と主張しました。

 3年前の9月。逮捕前の青木淳子被告です。

 東京・足立区にある寺に侵入し、練炭を燃やして住職を殺害した罪などに問われています。現在66歳。

 14日の初公判で青木被告は…。

青木被告(罪状認否) 「間違っています。私は無実です」

 石材店の役員を務めていた青木被告。死亡した寺の住職とは、業務上の取引関係があったものの、霊園の運営方針を巡って対立。関係が悪化していたといいます。

 事件は2023年7月。足立区にある寺の住職は、地下の納骨堂に練炭が置かれていることに気付きます。練炭を片付けようとしたところ、意識を失い死亡しました。

 死因は一酸化炭素中毒。

 検察側の冒頭陳述によると、青木被告は事件前、インターネットで「殺し屋」「実在」「日本」などと検索。

 石材店社長と共謀し、練炭への着火実験もしていたといいます。

 実際に使われた練炭は28個。

 事件前日、寺の地下にある納骨堂に2人で運び、青木被告が渡したガストーチで、社長が火を付けたと検察側はみています。

 また、寺の焼却炉ではガソリンが入ったペットボトル十数本も見つかりました。

 検察は、青木被告がガソリン7リットルをペットボトルに分け、焼却炉に隠して住職に危害を加えようと試みたと指摘しました。

 無実を主張する青木被告に、裁判長は…。

裁判長 「社長と共謀した事実はない?」 青木被告 「弁護士先生からお話があります」

 弁護人は青木被告が社長と共謀した事実はなく、社長が練炭を並べて火を付けたことを青木被告は知らなかったとして、「事件とは無関係だ」と主張しました。