第174回芥川賞が発表され、鳥山まことさんの「時の家」、そして畠山丑雄さんの「叫び」の2作品が選ばれました。

 鳥山まことさんの「時の家」は、取り壊しが予定されるある一軒家の歴史を描いた作品です。

 建築関係の専門用語を使いながら、3世代にわたる住人の感情や記憶が表現されています。

 作者の鳥山さんは兵庫県宝塚市出身の33歳で、自宅も設計した建築士でもあります。

 2023年に「あるもの」で三田文學新人賞を受賞し、デビューしました。

 芥川賞は初めてのノミネートでの受賞となりました。

 畠山さんの「叫び」は、失恋をきっかけに自暴自棄になった市役所に勤める男性が主人公です。

 大阪府茨木市を舞台に生活保護を受ける謎の老人から銅鐸(どうたく)作りと土地の歴史を学び始めます。

 作者の畠山さんは大阪府吹田市生まれの33歳です。

 2015年に「地の底の記憶」で文藝賞を受賞してデビューしました。

 畠山さんも芥川賞は初めてのノミネートでの受賞です。