宮城県気仙沼市で収穫が始まるワカメは2026年、海水の滞留の影響で変色し、生産者からは困惑と落胆の声が聞かれています。
ワカメ生産者藤田純一さん「本来であればもっと黒い色をしているはずなんですけど、色落ちしてるので少し黄色がかってます」
気仙沼市の階上地区で20年以上ワカメ養殖に携わってきた、藤田純一さんです。
これまで震災や磯焼けなど様々な困難を乗り越えてワカメを育ててきましたが、地区の約9割のワカメで色が悪く、漁場の環境はこれまでで最も悪い状態だと話します。
今シーズンは黒潮の蛇行が収まり初期の生育は順調でしたが、12月以降しけや雨雪が少なく海水が混ざらずに滞留したことで、深刻な栄養不足が起きたとみられています。
色が悪くなったワカメは商品にならず廃棄せざるを得ないため、収量は大幅に減ると見込まれています。
ワカメ生産者藤田純一さん「海が荒れて水が混ざったり、雨が降って栄養塩が増えれば色が治ったりするんですけど、当面は天気も良いし海も穏やかなので治る見込みが今のところないです。少しでも色の良い場所から収穫をスタートしたいと思っています」