衆議院選挙の投開票まであと8日です。群馬3区では前回の選挙で214票差と大接戦になりました。今回も自民と中道から前回と同じ候補2人が熾烈(しれつ)な選挙戦を繰り広げています。

■自由民主党・笹川博義候補

 空前絶後の一騎打ち!保守王国に異変!注目の激戦区、それが群馬3区です。

 つばぜり合いを繰り広げているのが、自由民主党・笹川博義候補(59)。

自民 笹川候補 「国民の暮らしに対する不安に対して、これを払拭に努めていく。このことが、高市内閣の本当に思いであります」

 祖父の代から国会議員という3世議員で、当選5回の常勝議員です。

 笹川陣営には必勝アイテムがあるといいます。

「“ぐんまちゃん”の、必勝鉢巻きをした、ぐんまちゃん人形ですね」

 馬がモチーフの、ぐんまちゃん人形。今年はさらに期待を込めます。その理由が…。

「おれ午(うま)年(1966年生まれ)だもん。毎回出陣していただいていますから」

■中道改革連合・長谷川嘉一候補

 そんな笹川氏に挑むのが中道改革連合・長谷川嘉一候補(73)。

中道 長谷川候補 「社会保障制度として年金で安心して老後が過ごせるような政府、また若い皆さま方が安心して希望を持って働く、貯金し結婚し希望すればお子さんが産める」

 群馬県議を経て国政にくら替え、これまで比例で2回復活当選しています。

「参議院でも少数与党になった…コホ…」

 選挙戦3日目ですでに声をからしている長谷川氏。飴やトローチなどで喉のコンディションを整えながら声を出します。

■公明票シフトで揺れる一騎打ち

 2人の戦いは2012年に始まり、今回で6度目。いずれも自民の笹川氏が勝っています。

 最初は5万票以上の大差がついていましたが、選挙を重ねるごとに長谷川氏が票を積み上げ、2024年の選挙ではなんと214票差という史上稀にみる僅差となりました。

 これまでの選挙、自民は公明と連立を組んでいたため、公明党支持者の票は、自民党候補に入っていました。しかし、立憲が公明と組んだことで各選挙区におよそ1万から2万あるといわれる“公明票”が、今度はそっくりそのまま中道に流れる可能性があります。

 自民の笹川氏にマイクを向けると…。

「(Q.公明党の票というものが今回期待できないというところが予想されるが、その穴埋めの戦略は?)そのことよりも、前回の自民党のいわゆる大きな政治とカネの問題に対する姿勢と、それと同時に高市総理が今暮らしを守ることを最優先という姿勢と、そういうことの中での評価を問われた選挙でもあるから、いわゆるトップの姿勢を問われた選挙なんですよ」

 一方、今回から“公明票”が期待できる中道の長谷川氏はこう話しました。

「私の場合はほぼ立憲に所属です。独自の30年来の後援会がずっとやってくれましたので、その後援会に立憲の皆様方が加わっています。今後そこに公明党の組織の皆さんが加わっていただいていますので、それはこれから大きな力になってくれると期待しています」

■実績や政党の主張を重視した訴え

 票の行方が大きく変わる可能性がある自民対中道の直接対決。この日、長谷川氏の演説会には、公明の平井玲子舘林市議が応援に駆けつけていました。

 笹川氏は演説会場に向かう道すがら、車から降りては短い時間の辻立ちを繰り返し、有権者にアピールする戦略をとっていました。

 両者はこれまでの実績や政党の主張を重視して、有権者に訴えます。

自民 笹川候補 「食糧法の改正も含めて、農林水産省8本の法案を用意して、食料システム法、さらに食糧法、さまざまな形で生産現場の皆さん方と寄り添うような形にしたい」

中道 長谷川候補 「これ以上の所得低下、耐えられますか。今何とかしなければいけないのではないでしょうか。多くの皆様方のご理解とご支援をいただき、勝利を収めさせていただきたい」

 群馬3区の激しすぎる一騎打ち。選挙戦は31日を含めてあと8日です。

(2026年1月31日放送分より)