「誰もがほっとできる」がコンセプトのカフェが仙台市青葉区にオープンしました。近くにある宮城県立こども病院に通う、医療的ケアが必要な子どもとその親にとっても安心して過ごせる場所を目指しています。
青葉区愛子に17日にオープンしたniiniの入り口にはスロープが設置され、店内は段差のない作りです。
小さな子どもが遊べるキッズスペースがあるほか、トイレには大型のおむつ台も設置されています。
店長金田里穂「特別な日に訪れる所ではなくて、日常的に出入りしてただいまっていうぐらいの気持ちでアットホームな空間を作っていきたいなと」
14日のプレオープンに金田さんの高校時代の同級生、小澤七星さんと娘の維月ちゃん(4)がカフェを訪れました。
小澤七星さん「元気に生まれた私の娘が突然、脳の病気になってしまって寝たきりになってしまった」
維月ちゃんは1歳11カ月の時に急性脳症を発症し、常にケアが必要な医療的ケア児で家族での外出先は限られるようになりました。
小澤七星さん「里穂の家が近くにあるから、このつらい気持ちを聞いてもらおうと思って歩いてお家に行きました。障害を持ったお子さんを連れて来たママさんたちがいるのに、ほっとできる場所がないんじゃないかなって」
小澤さんの悩みを聞いた金田さんは、2人で誰でも利用しやすいカフェを作ろうと決めたということです。
金田里穂さん「七星だけじゃなくて、同じ境遇で本当に毎日心をすり減らしながら、緊張感の中で生活している親御さんがたくさんいらっしゃると思うので、少しでもよりどころになる場所があればいいなって」
プレオープンの日には、地域の人や近くの県立こども病院に通う親子たちでにぎわいました。
利用客「仙台の西部地区になかなか子連れで来れるカフェが少ないので、それができたのもすごくありがたい。こども病院の行き帰りでご飯食べる所とか、休める所もあまり少ないのでありがたいなと」
この日は利用者として訪れた小澤さんは、同じ医療的ケア児の母親とキッズスペースでゆったりと過ごします。
小澤七星さん「実際形にできて良かったなと思ってます。付き添い入院中のお母さんたちも少し時間を見つけて足を運んで、ホッとして帰ってもらえたら」
カフェでは今後、医療的ケア児に対応したペースト食を提供するこども食堂など、様々なイベントを開催する予定です。
金田里穂さん「世代もそうですし障害の有無も関係なく、フラットにコミュニケーションを取れるような場所作りをできたらなと思っています」