テレビやスマートフォンに表示される地震速報。どのように観測され、私たちのもとに届いているのでしょうか?気象や災害の情報を発信している仙台管区気象台で調査しました!

■地震はどうやって観測している?

 井口アナ「そもそも地震ってどうやって観測しているんですか?」

 仙台管区気象台・鎌谷紀子台長「地震が発生すると地面が揺れますよね。その揺れを全国に設置してある震度計で捉えます」

 井口アナウンサーが仙台管区気象台の地下にある震度計に潜入。

 井口アナ「階段を下りていくんですね。地下にあるんですね。ちょっとわくわくしますよ…着きました。段ボールがいっぱいあったりなんだか分からない機械がたくさんありますよ」

 地震火山課・福田武夫さん「こちらが震度計となっています」
 井口アナ「結構小さいんですね」
 地震火山課・福田武夫さん「これで震度を観測しています」

 この震度計で揺れの周期、継続時間などを観測し、それらをもとに自動で震度を計算しています。震度計は全国各地に整備され、震度観測点は4400カ所、各市町村に必ず1つ以上は設置されています。

 これらのデータを気象庁と大阪管区気象台で24時間体制で監視し、地震を解析して情報を作成。地震発生直後には緊急地震速報、震度3以上を観測した地域には震度速報を自動で発表。

 地震発生後3分以内に津波警報・注意報を出すなどさまざまな情報を迅速に発信しているのです。

■震度計の仕組みは?

 井口アナ「この複雑な機械はなんですか」
 地震火山課・福田武夫さん「こちらは今は使っていないんですけれど、かつて地震の揺れを観測していた地震計です」

 地震が発生するとペンが揺れて揺れを紙に記録できるという仕組み。1978年に宮城で震度3を観測した福島県沖地震の時にこれと同じような地震計で観測した記録が残されていました。

 地震火山課・福田武夫さん「この記録ではここでP波が到達して、P波が約20秒ほど続いた後にS波が到達しているのが分かります。続いて1978年の宮城県沖の地震の記録がこちらになります」

 井口アナ「全然さっきと違いますね。最初に小さな揺れがないから体感的には急にドンって大きな地震が起きたみたいな感じですよね。それがこんなに長く続いたってことですね」

 地震発生直後からずっと振り切れている状態が数分間続いたことが分かります。

■かつては“体感”で震度を決めていた?

 今の震度計に変わったのは1996年。それまで震度はどう観測していたのでしょう?

 地震火山課・福田武夫さん福田武夫さん「それより前は、地震が発生したときに気象庁の職員が地震の揺れを体で感じてこの揺れだと震度2だなといった感じで震度を決めていました」

 実際に福田さんに実演してもらうと…。地震火山課・福田武夫さん「地震が発生したらすぐに椅子に座って揺れを感じます。震度4だな。かつてはこんなふうに観測していたんですね」

■観測した後はどう発信してる?

 仙台管区気象台・鎌谷紀子台長「この情報というのはとても大事な情報ですので、いろんな手段で伝えられています。まずはテレビ・ラジオ、気象庁のホームページなどで確認することができます」

 気象台や気象庁では震度5強以上を観測すると、記者会見をします。記者会見では地震・津波の詳しい情報の解説などをします。

 鎌谷台長も能登半島地震の際、気象庁で記者会見を担当しました。

 仙台管区気象台・鎌谷紀子台長「被災地の方に寄り添った解説をしようと思い、その時点で分かっていることを分かりやすくお伝えしたいと心がけていました。気象庁が発表する情報がどういう情報なのかをみなさんに知っていただいて適切に使っていただきたいと思います」