８日夜遅く青森県東方沖で起きたマグニチュード７．５の地震で、宮城県では最大震度５弱を観測しましたが目立った被害はありませんでした。一方、気象庁などは初めて、北海道・三陸沖後発地震注意情報を出して今後１週間程度は巨大地震に備えるよう呼び掛けています。

　８日午後１１時１５分ごろ、青森県東方沖を震源とするマグニチュード７．５の地震がありました。

　この地震で宮城県には津波注意報が出され、石巻市鮎川と仙台港でそれぞれ２０センチの津波を観測しました。津波注意報は９日午前６時２０分に解除されています。

　宮城県では登米市で震度５弱、石巻市や東松島市などで震度４を観測しましたが、けが人など被害の情報は入っていません。

　地震の影響で、東北新幹線は盛岡駅と新青森駅の間で運転を見合わせています。ＪＲでは、運転再開を午後３時ごろと見込んでいます。「

　長くていつ終わるのかなっていう、横揺れがひどかったです」「今後更に大きい地震が起きるのがちょっと不安ですね」

　また、気象庁と内閣府は今後１週間程度は相対的に大きな地震が起きる可能性が高くなっているとして、北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表しました。宮城県では３５市町村全てが対象で、内閣府は大きな地震が発生した際に速やかに避難できる態勢を維持するよう呼び掛けています。