気象庁は9日、青森県で震度6強を観測した今回の地震について、運用開始後では初めて北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表しました。
これは日本海溝・千島海溝付近でマグニチュード7.0以上の地震が起きた場合に、その後に発生する可能性がある大きな地震への警戒を呼びかけるものです。
気象庁は今回の地震を受けて北海道・三陸沖後発地震注意情報を、2022年の運用開始以降初めて発表しました。内閣府は、宮城県内の自治体を含む北海道から千葉県にかけての182の市町村を、強い揺れや津波に対して防災対応をとるべき地域としています。
この地域に住む人に対して、地震や津波が起きた時にすぐに避難できる準備をしておくよう、内閣府が呼びかけています。
現時点で内閣府は、すぐに避難することや、仕事や学校などの社会活動を止めることは呼びかけていません。求めているのは、いざという時の準備です。内閣府が注意を呼びかける期間は、1週間程度です。
対象地域に住む人は、大きな地震や津波に備えてすぐに避難できる準備をしておくとともに、政府や自治体からの情報に注意してください。