テレビ朝日は「未来をここから」プロジェクトの一環でSDGs企画をお伝えします。24日は「働きがいも経済成長も」です。認知症になっても働きたい思いをかなえるデイサービスを取材しました。

 自動車販売店で黙々と車を洗っているのは、従業員ではなく、認知症と診断されたデイサービスの利用者です。

 東京・八王子市のデイサービスでは“認知症でも働きたい”という利用者に、働く場所を提供しています。

デイサービス利用者(64) 「仕事がやりたいんですよ。生きがいですね、『何かをやりたい』それが一番」

 ここでは、利用者のやりたいことの選択から1日が始まります。

デイサービス利用者 「(Q.きょうは何をしますか?)洗車」

 きょうのメニューは「洗車」と「地域へのチラシ配り」。

 代表の守屋さんが、このサービスを始めたきっかけは…。

DAYS BLG!はちおうじ 守谷卓也代表 「(以前勤めていた)デイサービスで当時66歳の男性と出会って、つまらないと。その人が楽しいと思えるデイサービスを作ろうと思って」

 今では、認知症のことを地元の高校生などに知ってもらうための活動にも取り組んでいます。

デイサービス利用者(83) 「買い物に行って帰るのにどっちが出口か入り口か分からなくなっちゃって。助けて下さい」

高校生 「いつでも、いつでも」

高校1年生 「(認知症で)困っている人がいたら気付いて手伝えたらいいな」

 認知症になる前までは当たり前だった「働く」こと。

 代表の守屋さんは決められたプログラムをこなすだけのデイサービスの在り方を変えたかったといいます。

守谷代表 「利用者になってしまった途端に(選ぶ自由を)奪われてしまうということもおかしいことなので、認知症と診断されても今までと同じ暮らしが続けていける、そんな社会を目指していければいいなと思っています」

 国の推計では、2040年には高齢者のおよそ3人に1人が認知症やその前段階になると言われています。守谷さんは、認知症でも役割を持てる環境にしていきたいとしています。